2001年・白馬の旅

7月30(月)31(火)1泊2日で長野、須坂、小布施、白馬を旅行した時の記録です。

1日目
 

7月30(月)31(火)1泊2日で
長野、須坂、小布施、白馬を旅行した時の記録です。
まず最初は善光寺に到着しました。
牛に引かれて善光寺参りってヤツですね。
でも行ったのは善光寺の近所にある
長野県信濃美術館・東山魁夷館」です。
元々、私たち夫婦は東山魁夷が好きで、
寝室に絵(卓上サイズですが…)を飾っているくらいなのでとても楽しめました。
やはり本物を見るというのは、いいものです。
迫力というか、力強さが違います。

ついついお土産屋さんで「緑響く」の絵を買ってしまいました。
ただ、額なしだと3000円なのに、額付きだと9800円になってしまうのは、
ちょっと納得がいかなかったので(苦笑)、
額は後日自分の好きなものを買ってくることにしました。
唐招提寺の東山魁夷作の障壁画もいつか見に行きたいです
(一部の時期以外は非公開らしいですが…)。

その後、ちゃんと善光寺にもお参りに行きました。

それから「お戒壇めぐり」をしてね。これ、知ってます?
ご本尊の下に真っ暗な空間があって、そこに潜っていくんです。
それがまた、本当に真っ暗なの。何も見えないので当然手探りです。
前の人にぶつかってしまうこともしばしば。
でもこれはお互い様。
そして、壁伝いに歩いていって、その中にある「カギ」を触るのですが、
触ってみた感じでは取っ手みたいでした。
子供は怖がるかもしれませんが、オバケ屋敷みたいで面白かったです。
(バチ当たりか…?)


それから門前通りで昼食をすませ、
死ぬほど暑かったので、食後のデザートにソフトクリームを食べることに。
そして発見…!!なんと「味噌ソフト」です。
仲見世通りのすみ亀さんという味噌屋さんで売っているのです。
名前からして、食べるのには勇気が要りそう。
しかも「味噌」ですからね、色は茶色で、あの形状で…キビシイ。
普段ならばそんな特殊なものを食べたりはしないのですが、
ま、ネタになるか、と思って勇気を出してみました。
でも、出てきたものはごく普通の白いソフトで、ちょっと拍子抜け。
これなら大丈夫かな、と食べてみると味はやはり味噌でした…。
でも、まずくはないです。二度は食べたくないですけどね(笑)。

それから、須坂の「豪商の館・田中本家博物館」に行きました。

ここは、豪商の館とその家の蔵にあったものを展示しているのですが、
でもいくら豪商だといっても所詮は商人ですからね。
大したことないだろ、と思っていたのですが、
これがまた、とんでもない規模で、
ほとんど殿様です。
庭園が見事なので、ご領主様もおしのびで見に来たとか。
展示品も個人でこれだけ所有していたのか、と驚くほどの量です。
昔の洋服や帽子も展示されていたのですが、
デザインが斬新で今でも十分可愛いものばかりでした。
普通なら捨ててしまう子供のおもちゃなども状態良く保存されています。
「何でも鑑定団」に出したらいったいいくらになるんだろう、
などと考えてしまいます。

約100m四方を20の土蔵が塀のように取り囲む中に
御母屋や庭園があります。
写真右が土蔵


それから小布施の「北斎館」へ。
葛飾北斎が小布施に来たのは80歳を過ぎてからです。
北斎といえば『富嶽三十六景』に代表される浮世絵を思い浮かべますが、
晩年浮世絵から肉筆画へ転身しました。
小布施では祭り屋台(山車)の天井画や岩松院の天井画などを残しています。
北斎館では祭り屋台の天井画をはじめ
北斎の肉筆画を中心に 見ることが出来ます。
富嶽三十六景などを期待されるとちょっと物足りないかもしれません。
扇形をした桔梗の絵が気に入ったのでお土産物にポストカードを買いました。
岩松院という所に行けば天井図が見られるのですが、
時間がなかったので次回。
残念ですが。

それから宿に向かいました。
今夜の宿は白馬です。
長野市から白馬へは国道406号線を通ったのですが、
道が細い上にダンプカーがたくさん通って非常に気を使いました。

八方尾根スキー場近くのきれいなホテルでした。
ちなみにここは長野オリンピックの舞台になったところです。
宿にも選手のサインがたくさん飾られていました。
食事は和洋折衷で、箸で食べるんだか、ナイフとフォークを使うんだか、
よく分からない料理でした。
美味しかったけど、量もやたらと多かったです。
まだ出てくるのかー、という感じで。
物足りないよりはイイよね。
ここは温泉もあり、泉質はアルカリ性で、
入ると肌がぬるっとした感じがします。

後半に続く。
 

 

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