2001年秋・彦根・安土・近江八幡の旅

11月22、23 1泊2日で香嵐渓、彦根、近江八幡を旅行した時の記録です。
香嵐渓を見た後琵琶湖の畔の街、長浜に来ました。
別にメインじゃないですが、ちょっと寄ってみたのでした。
すると、ちょうど琵琶湖に夕日が沈んでいくところでした。
なんとも素晴らしい景色。それにこれって湖と言うよりは、海です。
ほとんど向こう岸が見えない。
波がないから湖か、そんなレベルで。
湖に沈む夕日というのも、また格別でした。



11月だと昼間の時間が短くて、あっという間に日が暮れてしまいます。

長浜城は見るからにニセモノという雰囲気を漂わせていました。


車は琵琶湖のほとりを走る道路に沿って、どんどん進んでいきます。
右手にはずっと夕日の琵琶湖が見えていて、絶景。なんて素晴らしい道路なんでしょう。
ほどなくして彦根に着き、今夜の宿へ。
そこは部屋から琵琶湖が一望できる、なかなか風情のあるいい宿でした。



一泊して次の日、まずは国宝・彦根城に出発です。
9時には宿を出て、車でほどなく走っていると、すぐにお城が見えてきます。
山の上に築かれているので、その姿に圧倒されてしまいます。
朝も早いですから、駐車場(何とお城の中にあるのだ)にもさっと停められ、
気分の良いスタート。彦根城の勇壮な姿を眺めつつ、奥へと入っていきます。
すると、のっけから色鮮やかな紅葉が出迎えてくれるではありませんか。
昨日の香嵐渓よりもずっとこっちの方がキレイなんですけど…。
もちろん、お城もすばらしいものでした。(正面から見るとかなり小さいですが)
何といってもこれは国宝。4百年近く前に作られたそのままなんですから。
お城は好きなので、割と見に行っていますが、その中でもこれは城そのものももちろん、
その周囲の景色も感動ものでした。まるで大きな森の中にいるみたいだったし。
同じ国宝の松本城は城自体は彦根城よりもずっと大きいのですが、
周囲が何もないので、ちょっと寂しい。






彦根城で紅葉をすっかり満喫し(しかも桜も咲いていた…スゴイ)、城下町に向かうことに。
ここは観光地用に古い町並み風に整備されたお土産屋さんが並んでいて、
見た目は新しいんだけど、作りは落ちついた和風でなかなか趣がありました。
というわけで、目に付いた店を片っ端から覗き込みます。
するとどのお店もそれぞれにこだわりが見られて、思わず衝動買いです。
「招き猫」のお店では猫の絵のついた皿を買い、
「ろうそく」のお店では、クリスマスグッズを買い、
お茶のお店では茶筒を買いました。買いすぎ…(苦笑)。
  そんなことをしているうちに、お昼の時間に。
昨日のお昼が寂しいものだったので、今日はちゃんと調べて参りました。
合言葉は「近江牛」を食べよう!です。
狂牛病の影響で我が家もほとんど牛肉とご無沙汰していたので、
この機会にいっちょスゴイのを食べたるでー!(インチキ関西弁)てなもんで。
すき焼きか、それともしゃぶしゃぶかなー、とウキウキして目をつけていたお店に入りました。
が、ないんです。ないんですよ〜。
いやもちろんしゃぶしゃぶもすき焼きもあることはあるんだけど、やたら高いんだなー、
これが。コースしかないので5千円から。
そして安いのはランチメニューで1500円くらい。
うーん、その中間くらいのが良かったんだけど。
ま、仕方がない。他にお店もないし、当然、安い「すき焼きランチ」を食べました(笑)。
ちなみにお肉はやわらかくて美味しかったですよ。


そして、安土城へ。(安土城天主信長の館)
これは言うまでもなく、織田信長が築いた名城ですが、
残念ながら、彼の死後、焼失してしまったのです。
これを天守閣部分だけ復元した、と言う訳です。
彦根城とは違い、言ってみればニセモノですが、それでも一見の価値はあります。
何といってもちゃんとドームの中に入っていて、お金かかってます。
周囲は何もない田んぼの中に、ドンッと大きな建物が現れてきます。
ここだけ別世界みたい。
  復元された安土城天守閣は、さすがに古さがないので、
重厚感というか、歴史の重みのようなものは伝わってきませんが、
こんなものを作り上げた織田信長という人の物凄さは、ひしひしと感じられます。
いやはや常人ではないです、やはり。絢爛豪華でただ目を見張るばかりです。
しかもこれって天守閣ですから、城のてっぺんについていた訳で、初めて見る人は驚いただろうな。
そりゃ、宣教師も度肝を抜かれるわ。
  それから、安土城考古学博物館を見ました。
建物が立派な割に見るところはほとんどなくて、さらっと通り過ぎてしまいました。









それから近江八幡へ。
近江商人の古い町並みが残り、かつては琵琶湖から船が行き来していた運河の名残がありました。
これだけを見に行くにはちょっと物足りないかも知れませんが、
時代劇のロケに使われるというだけあって、それなりに楽しめます。
私的にはもっと土産物屋があってインチキぽっくてもいいんだけど。












横浜から車で琵琶湖までという強攻な旅でしたが、色々な所に行けて楽しめました。
とはいえ、さすがに琵琶湖は遠かったです…。
帰りはかなり時間がかかりましたし、疲れ果ててしまいました。


もどる