2002年春 足利・花を求めて

  5月2日、足利へドライブに行ってきました。
ゴールデンウィークで ずっとお休みなので、いつ行っても良かったんでだけど、
混むかもしれないので、なるべく学校のある日に行きました。
そしてもちろん天気が良い方がいいので。
出発は朝の5時だ、と意気込みたっぷりで、張り切って昨日は眠りについたのですが。
  なんと、起きたのは9時!…ああ、最初からケチがついてしまいました。
それでも今日しかない、と慌てて仕度をして、バタバタと出かけることに。
幸い、あまり渋滞もしていなかったので、お昼ぐらいには現地に着いたんです。
ほっとしました。

まずは「館林」に。
  そして、頑張って館林に辿り着いたものの、不安はかなりあったんです。
何と言っても今年は桜が咲くのも早かったし。
ツツジだって、例年よりもずっと早く咲いてしまっている可能性はあります。
ましてや、ちゃんとしたツツジ園ですから、丁寧に手入れされているでしょうし、
むしろ手入れしすぎて早く咲きすぎちゃっている可能性は大。
インターチェンジから下りていくと、周りのツツジは咲いていたり、いなかったり。
どうにも判断がつきかねる感じ。
もしかしてまだ早いの?それとも遅いの?
とにかく盛りの時期ではなさそうなんだけど。
ああ、どきどき。
  緊張しつつ、「つつじが岡公園」に行くと、
そこでは残念ながらツツジは終わりを迎えていました。
まだ多少は咲いてはいたものの、かなりの部分が枯れていて、がっくりです。
普段ならば入場料を取るはずのところも、『本日より無料』と書かれていたりして。
いつから『本日』なのか、アヤシイ所ですが(笑)、
とにかくお金を取れるほどは、咲いていないってことだけは確かな訳で。
ま、お金を取られて花がないよりはマシだけど。
 

  私たちは車で2時間くらいの道のりでしたが、
わざわざバスツアーでここまでツツジを見に来たら、かなりがっくりしてしまったでしょうね。
そんなにバスも停まっていなかったし、車もいなかったけど。
おみやげ物屋さんもずらっと並んでいましたが、気分が落ち込んでしまったせいか、
全然買う気分になれず、結局何も買わずじまいでした。
たぬきグッズがたくさん並んでいて、なんでだろ?と思ったら、
ぶんぶく茶釜のお寺が近かったみたいです。そこには行かなかったですが(苦笑)。
  まあ、とにかくここは時期が遅かったのだ、と諦めて、次に向かうことにしました。

向かった先は、ここからも程近い「足利フラワーパーク」です。
こちらもツツジがかなりあるはずなのですが、それはもう期待できないし。
本命は別にあるので、後はそれだけが頼りです。
実は目当ては「藤」なのでした。
しかもこちらには珍しい「白い藤」があるはずなのですよ。
  「足利フラワーパーク」へ行く途中の道では、街路樹のツツジが満開で、
もしかしたらツツジもたくさん咲いているんじゃないかな、と期待をさせられました。
「館林」とそれほど距離も離れていないんだから、
ツツジの咲き具合だって、さほど変わるはずはないんですけど、ついつい期待してしまう。
もちろんメインは「藤」なんだけど。
  そして、パークに辿り着いた私たちは、
入園料が1000円だというのにちょっと愕然としつつも、
それだけのお金を取るだけのことはあるんだろうな、と期待と不安を抱きながら入っていきました。
そうしたら、もう期待以上。
こんなにたくさんの藤が咲いているのを見たことはないし、
雲ひとつない晴天の下で見る藤たちは例えようもなく素晴らしいものでした。

  しかも白い藤は、まるで降ってくるような美しさ。まさに雪が舞うかのようです。
もちろん普通の藤もたくさんあるのですが、
白藤の清雅な魅力の前では、かなり色あせて見えてしまいます。
色合いが渋いせいもあるでしょうが。あ、それでも三百畳敷の大藤は見事でした。
そんなのが何本もあるので、いったい何百畳あるのやら。
もちろん三百畳は比喩ですよ(笑)。
 
でも一本の木がそれだけのつるを伸ばして花を咲かせるのって、すごいですよね。
  そして、メインは「白藤のトンネル」両脇から白藤がアーチを描くように植えられていて、
まさにトンネル状になっているのですが、それが何メートルも続いている。
これは圧巻でした。

ここに来てこれを見なかったら、死んでも死にきれないって感じ(大げさか)。
いやとにかく一生に一度は見るべき。それだけの価値はありますね。
しかもこれって季節モノ。
いつ行ってもそこにあるものではないので、余計に貴重な気がします。
とにかく見られて良かったー。
ツツジはやっぱりいまいちでしたが、そんなことは吹き飛んでしまいました。
さっそく「藤まんじゅう」(笑)を買って帰りましたよ。

  それから少し時間が余ったので、「足利学校」に寄ってみました。

日本最古の最高学府だとかで、復元されたものではありますが、なかなか趣きがありました。
古い建物を見るのって、何となく心が豊かになりますね。
こういうものを積極的に護っていかなくてはいけないな、という気分にさせられます。
 


その後、鑁阿寺(ばんなじ)へ
このお寺は足利氏2代目の義兼が1196年に建てたのが始まりで、
3代目義氏が堂塔伽藍を建立し足利一門の氏寺としました。
 周囲に土塁と堀をめぐらし、鎌倉時代の武家屋敷の面影を今に伝えているそうです。




  それから佐野へ行き、「佐野ラーメン」を食べて帰りました。
思ったほどラーメン屋さんもないし、佐野ラーメン自体も良く知らないので(苦笑)、
食べたものがちゃんとした佐野ラーメンかどうかは分からないのですが、
それなりに美味しかったです。



TOP



リンク


足利市ホームページ

あしかがフラワーパーク

佐野ラーメン

つつじが丘公園

館林市ホームページ