2002年夏 奥多摩・涼を求めて滝と鍾乳洞の旅

8月15日、奥多摩にドライブに行ってきました。
朝、6時に出発です。
我が家からはそちらにつながっている高速道路がないので、
残念ながら一般道をのろのろと。
だから時間はかかるし、車は多いし、不便ですね。
それでもほぼ予定通りに目的地に到着。
まずは「払沢の滝」を見ることに。
でも途中から「ここは車が通れるのかな?」という道になってしまったので、
とりあえず近くに車を停めて、歩いてそちらに向かいました。
  炎天下の中しばらく歩いていると、やっぱりありましたよ、駐車場が。
がっくりです。
仕方がないので、そのまま滝に向かいましたが、駐車場から滝までも距離があるので、
結局ずいぶんたくさん歩いたような印象でした。
それでもほとんど山の中で、涼しかったですけど。
やはり夏とはいえ、こちらとは暑さが違いますね。
そんな苦労をしながら辿り着いた払沢の滝は、水量はそれほどではないものの、
垂直に流れ落ちていて、きれいな中にも迫力がありました。

払沢の滝


滝を見ていると、なんとなく落ち着きませんか?
マイナスイオン効果なのかな。気持ちが豊かになりますよね。

  次の目的地「御岳山」に向かいます。
多少、駐車場に入るのに待ちましたが、
それほどの混雑でもなく、割とすぐにケーブルカーに乗ることが出来ました。


そんなに高い山でもないのですが、
周りの山も小さいので、ちょっと登るだけで見晴らしが良かったです。
天気によっては東京タワーも見えるみたいでしたよ。


  辺りの景色を楽しんだら、今度はリフトに乗り換え。
と、思ったら、もう頂上は目の前に見えているではありませんか。
歩いて悠々と登れる距離なんですけど。
だまされたー!と思いつつも、リフト代は100円だったので、
まぁいいか、と乗ってしまいました。せっかく券を買ったし。
案の定、一瞬で山頂に到着。


ここの山は「レンゲショウマ」という花が目玉らしく、
ちょうど花の盛りということでイベントをやっていました。
とはいえ、山野草ですから、そんなに派手な花じゃないんですけどね。
  リフトを降りて、てくてくとレンゲショウマの群生地に向かいます。
が、思っていた以上に地味な花で、
群生といっても点々としていて「花畑」のようなイメージではありませんでした。
きれいなことはきれいなんですけど、そんなにイベントで盛り上げるほどの花では…(苦笑)。

レンゲショウマ
ちなみに蓮の花に似ていることから「蓮華ショウマ」というらしいです。
 
次の目的地「日原鍾乳洞」に向かいます。
いえ、向かったはずなんですけど。
カーナビの指示通りに車を走らせて、辿り着いた場所は「奥多摩湖」でした。
目の前には大きなダムが広がっています。…なぜに(泣)。

奥多摩湖

それでもちょうど昼食の時間だったので、そこにあった施設で食事にしました。
水の働きとか、水力発電の仕組みとか、色々と分かりやすく説明してあって、
なかなか楽しかったですが、食堂はドライブイン並み(苦笑)。
  本当は途中で「手打ちそば」でも食べるつもりだったのに…。

  「日原鍾乳洞」に向かったつもりが、なぜかダムに辿り着いてしまった私たちです。
困惑しながら、慌てて地図を見ると、
どうやら鍾乳洞へ続いている道は、かなり細い山道の様子。
多分、カーナビの検索条件として、ある程度の道幅が必要なんでしょうね。
ここは「通れない」と判断したのかもしれません。
そのために目的地に一番近い駐車場に案内されてしまったということなのかな。
  ようやく納得できたので、とりあえず地図を見ながらそちらに向かいます。

確かに細い山道で車一台が通るのがやっと。すれ違うのも至難の業です。
実際にも道々に交通整理をする人が立っていて、交互通行させていました。

そんな状態ですから、目的地まではあと少しの距離が、なかなか進みません。
通常であれば30分くらいで着くはずのところが、
なんと1時間半もかかってしまいました!!(号泣)。
鍾乳洞に着いたのは3時半過ぎです。
  車が多かったので、駐車場待ちということもあるでしょうが、それにしてもねぇ…。
こんなに苦労して辿り着いたのに、
ショボショボの鍾乳洞だったらどうしてくれよう、
  なんて思いながら、入った「日原鍾乳洞」ですが、とにかく驚かされました。
 
まず中に一歩足を踏み入れると、鳥肌が立つくらいの寒さ。
平均気温は10℃です。夏にはもってこいの場所ですね。
震えながら奥へ進むと、これがまた。中がものすごく広いのです。
地図を見て、驚いてしまいました。
実際に歩いてみると、もっと驚いちゃうんですけど。
地図では分からない「高低差」がかなりあるんですね。
  とにかく上ったり下りたり上ったり下りたり。
寒い洞窟内でも汗ばんでしまうくらい。
 
苦労した甲斐はあって、十分な見所がありました。
心配していたほど人出も多くなくて
(というよりも、中が広いので、かなりの人が入っても悠々歩けるのね)、
のんびりゆっくり堪能できました。
残念ながら、鍾乳洞らしい乳白色の石筍とか石柱は、
あまり見られなかったのですが、大きいから良いかな(笑)。


  鍾乳洞から出る頃には、すでに5時近くなっていましたが、
まだこちらに向かってくる人がいるのに驚きました。
多分、渋滞にハマったので、こんなに遅くなってしまったのでしょうが、
それにしても…。
5時に着いたら、見終わるのは6時過ぎでしょうし、
そうなると帰るのはいったい何時になることやら。
  それでも「日原鍾乳洞」は必見ではないかと。
大渋滞していますけどね〜(笑)。


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リンク

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御岳山観光協会

御岳山登山鉄道

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日原観光案内

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