2003年夏 宮ヶ瀬ダム

8月23日『宮ケ瀬ダム』に行って来ました。
(ダムMAPはここをクリック)
それほど遠くもないので、11時半くらいに家を出発。
お昼ごはんを向こうでのんびり食べようか、といったところ。
しかし
いきなり渋滞。
普段はそれほど込まない道もどこもかしこも混雑しています。
まだ学校は夏休みということもあるし、久しぶりの晴れた休日だし、
誰しも考えることは同じです(苦笑)。
  とはいえ予定が大幅に狂ってしまいました。
澄んだ清流の川辺でせせらぎの音を聞きながら、
おにぎりを頬張るのを期待していたのに、
12時を過ぎ、1時を過ぎても辿り着けそうにありません。
お腹も空いたし、ここまで来たけれど、
もうその辺りの店に入っておそばでも食べてしまおうか、と思ったほどです。

幸いにして、現地に近づくにつれて道も空いてきたので、
何とか1時半くらいには宮ケ瀬に到着。
コンビニでおにぎりも買ったし(笑)準備万端です。
  途中のキャンプ場では、たくさんの人が
釣りやらバーベキューやらで楽しんでいましたが、そこは芋洗い状態。
風情も何もあったもんじゃなくて…。せっかく来たのにあれじゃね。
私たちはいったんダムをやり過ごし宮ヶ瀬からヤビツ峠に抜ける道へ入り
お昼を食べれる河原を探しました。

しかし、道を行けども行けども、河原に出られるような場所はありません。
しかも山道はどんどん幅が狭くなり、すれ違うことも困難になっていきます。
  不安になりながらも、ひたすら進んでいくと、小さなキャンプ場を発見。
こじんまりした雰囲気で、皆、キャンプというよりは、
川でばしゃばしゃと水遊びを楽しんでいる様子。
これ以上奥に入っても何があるか分からないし、
行き当たりばったりでしたが、ここで休憩をすることにしました。

釣りもバーベキューもキャンプもしないので、
一番安い『川遊び』コース(?)をお願いして大人300円です。
駐車場代を含めて1200円ですが、
ま、どこの観光地でも駐車場代くらいは取られるので、こんなものかな。
清川村立金沢キャンプ場
清川村立金沢キャンプ場
人はかなり少なめでしたが、とても良い所でした。

さて、念願の川辺でお弁当、と思ったものの、日差しは強烈で、川辺には日陰もありません。
座っていられる状態ではなさそう。仕方がなく川を眺められる日陰で食事にすることにしました。
すると歩いているだけで汗が吹き出すほどの暑さだったにもかかわらず、
日陰は涼しい風が吹いてひんやりしています。
景色も良いし、外で食べるおにぎりは美味しいし。
ここまでやってきた甲斐もあるというものです。

  でもせっかく川に来たのだから、ちょっと河原に出てみました。
日差しはやっぱり強烈で、一分だって居られないよ、と思いましたが、
思い切って靴を脱いで足を川に浸してみると、その水の冷たいことと言ったら。
足がかじかみそうでした(大げさではなく)。
しかもそうやって足を冷やしていると、自然と全身が涼しくなって、暑さを感じないのです。
不思議なことに。
結局3,40分はそこに座っていたのではないでしょうか。
水の冷たさもありますが、水に触れていると気持ちがリラックスするのが分かるんですよね。
マイナスイオンってヤツですか?
  子供や親子連れの人などは、水着で川に入っていましたが、気持ち良さそうでした。
でもきっと水は相当冷たかっただろうと思うけど。
清川村立金沢キャンプ場
清川村立金沢キャンプ場(中津川)

気がついたらすでに3時を回り、辺りの人も引き上げ始めました。
それじゃそろそろ私たちも出発。
また細い山道を戻り、キャンプ場から宮ケ瀬ダムに向かうのですが、
その前にちょっと寄り道をして、宮ケ瀬湖にかかる『水の郷大吊り橋』へ。
水の郷大つり橋
水の郷大吊り橋

名前の通り、こちらは吊り橋といってもかなり大きなもので、
美しい公園を背景に、優美な曲線を描く吊り橋と、
その向こうに見える宮ケ瀬湖の景観は見事でした。
もちろん釣り橋も歩いて渡れます。
大きいのでそれほど揺れませんし、橋から見る湖の眺めも素晴らしいので、
ぜひ渡ってみましょう。
ただ、向こう岸まで行くと大変(距離もかなりありそう)なので、
私たちは橋の中ほどまで歩いて戻ってきました(苦笑)。
水の郷大つり橋
水の郷大吊り橋と宮ヶ瀬湖畔園地

ロードトレイン
湖畔園地を走るロードトレイン

宮ヶ瀬湖
水の郷大吊り橋から見た宮ヶ瀬湖

さて、そこからトンネルをいくつか抜けると、『宮ケ瀬ダム』に到着。
駐車場はダムの上側になるので、せき止めているダム自身は良く見えません。
そこで、下へ降りてみることにしました。
エレベーターもありますが、こちらには「インクライン」という
ケーブルカーのような斜め移動をするエレベーターのようなものがあり、それがオススメ。
ノロノロ運転だし、景色が良いというほどでもありませんが、珍しいし何だか面白いです(笑)。
インクライン
インクライン

インクライン  インクライン
インクラインのレール
かなり急傾斜です。

あっという間に下に降りると、ダムの威容がそそり立つ壁のように目の前に広がります。
とにかく高いです。156mあり、重力式コンクリートダムとしては全国2位を誇ります。
コンクリート使用量は日本一だとか。
観光放水もたまにやっていますので、ダムのHPをチェックして行くのも良いかと。
  ここにもロードトレインという車も出ていて、
それに乗るとのんびりと景色を眺めながら、「あいかわ公園」に行くことが出来ます。
こちらには風の丘展望台や花の階段などもあり、お弁当を食べるのにも良さそうです。
こちら側にも駐車場があるので、車をここに停めて園内をぐるっと一周するのも良いかも。
こちらから見るダムの眺めもなかなかですよ。
と言いつつも、私は行っていませんが(いい加減)。
  上りもインクラインで帰っても良いのですが(切符は往復券)、
無料のエレベーターもあるので帰りはそちらから戻りました。

宮ヶ瀬ダム
下から眺めるダムはとても迫力があります。

トンネル
エレベーターに向かう通路

エレベーターに向かう通路がひんやりとしていて気持ち良かったです。
しかもエレベーターを降りたところがちょうどダムの真上にあたり、眺めは最高で、
垂直に近いダムの壁面を見下ろすことが出来ます。
インクライン乗り場からはちょっと歩かないと見えないので、エレベーターで正解だったかも。
宮ヶ瀬ダム
ダムの上からの眺め1

宮ヶ瀬ダム
ダムの上からの眺め2

  ダムの上には「水とエネルギー館」というのがあって、
ゲームを楽しみながらダムのしくみや、水やエネルギーについて、学ぶことが出来ます。
思わず童心に返ってしばらく遊んでいたら、閉館時間ぎりぎりになってしまいました。
3,40分は遊んでいたのかも。
レストランもあり、お土産も売っていますし、なんと言っても涼しいし。
休憩するにはちょうど良いです。
そんなこんなで、いつの間にやら5時を回ってしまいました。あっという間の一日でした。

 今回の宮ヶ瀬ダム、あまり人も訪れていないし、 穴場的スポットでそういった点でもオススメですね。
宮ケ瀬湖を回る遊覧船もありますし、一日遊べますよ。



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清川村立金沢キャンプ場

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