2004年11月21日 犬山・明治村

11月21日〜23日 二泊三日で愛知県に旅行に行ってきました。
以前に名古屋には行ったことがあったので、今回は犬山に。

ですが、我が家(横浜)からは車で5時間くらいの遠い道のり。早朝5時に出発します。
シーズンだと渋滞もありますが、中途半端な時期だということで、
混み具合はそれほどでもなくホッとしました。
 途中の富士川パーキングでは、大きな富士山が朝日に照らされて、
山頂の白い雪がピンク色に染まる雄大で美しい光景が出迎えてくれました。
幸先の良いスタートです。
  その後も車は東名高速を順調に走り、
小牧東インターで降りると目的地はもう目の前。
博物館 明治村』です。

 我家はちょっと前から洋館ブームなので、
一度にたくさんの洋館が見られるこの場所を、見逃す訳にはいきません。
ちなみに『明治村』は歴史的価値のある建造物を
移築・復元して公開しているテーマパークです。
建造物はなんと67にも及び、重要文化財も10棟あります。
それが入場料1600円で全部見られるなんて格安ですよ。

 そして、とにかく行ったからには全部見たいです。
決して近くはないので、今度はいつ来られるか分からないですから。
 でも67棟もあるのでは、一つ一つをじっくり見ていると日が暮れちゃうよ〜。
と思いつつ、見始めてしまうと、もう駄目。
ここの装飾が素晴らしい、とか、裏側はどうなっているのか、とか、
こちらからのアングルの写真も欲しい、とか…
キリがありません。

一つ一つ解説していくと大変なことになりそうなので、
印象深かったものだけを大まかに。

三重県尋常師範学校・蔵持小学校(右) 近衛局本部付属舎(左)
中央のバスが村内を循環しています。

    
『聖ヨハネ教会堂(重要文化財)』
私が漠然と持っている、教会というもののイメージとは全然違う色合いと様式で驚かされ、
内部の荘厳な美しさに感激しました


紅葉がちょうど見頃で、貴重な建物を背景に真っ赤に染まった紅葉を見るのはまた格別です。


『三重県庁舎(重要文化財)』
とにかくその大きさに驚かされ、県庁がこんなに立派で良いのか、
とそんなことにもびっくりしました。

ここまでですでに1時間が経過、しかもまだ16番目です。
あと50以上も残っている訳で…、先は長いぞ(笑)。

二丁目(ブロックごとに一丁目・二丁目…と名付けられている)のレンガ通りは
両脇に並ぶ建物が一望できて圧巻。
   
その中央にある『東山梨郡役所(重要文化財)』(写真右)は
白と黒のコントラストが珍しい外壁と、和洋折衷な感じが面白かったです。


三丁目、『北里研究所本館・医学館』はまるで教会のようなたたずまい。
こんな所で勉強していたなんて羨ましい…。


 ここから市電に乗って次のエリアへ。
これがまた揺れるので立っていられません。
音も大きくて、中で話をするのも難しいくらい。
昔の電車はみんなこんな感じだったのかな。
乗り降り自由の一日券を買うとお買い得です。


シアトル日系福音教会
アメリカの日系人に使用されていた教会です。
外観も中も教会には見えません。


『宇治山田郵便局(重要文化財)』
中央が円形のドーム型になっている優美な作り。
うぐいす色っぽい色合いも可愛いです。
 こちらの郵便局は実際にも郵便局としての窓口業務をやっていますし、
出した郵便物を10年後に発送してくれる
「はあとふるレター」というサービスもあります。

    
五丁目に入るとすぐに『聖ザビエル天主堂』の白い姿が目に入ります。
これはもう、とにかく美しいの一言。
中では色とりどりのステンドグラスが光を受けて、
床に鮮やかな色彩を描いていました。

ここでは模擬結婚式が行われ、花嫁さんがきれいでしたが、
実際にも結婚式を挙げることが出来るんです。

洋風建築がオシャレな洋食屋 『浪漫亭』でお昼(タンシチューランチ)を食べました。
1時過ぎでしたが大混雑。
しばらく待たされましたが美味しかったです。


金沢監獄中央看守所・監房
早い話牢屋なのですが、今見ると結構趣きがあります。

  
建築家フランク・ロイド・ライトの設計による『帝国ホテル中央玄関』がこれまた印象的。
何様式と表現出来ないような不思議なデザインは他の人には真似出来ないでしょう。
現代でも通用するモダンな設計です。
 

本格的なルネッサンス様式の『内閣文庫』

他にも展望台になっている『川崎銀行本店』(あまり眺望は良くなかったですが…)や、
明治村一番の写真スポットらしい『金沢監獄正門』など、
5丁目でも見ごたえはたっぷり。

    
大明寺聖パウロ教会堂
お寺なのか教会なのかよく分からない名前です。
外観の非常に日本的で、中央の塔には鐘があるのですが 、火の見やぐらにしか見えません。
でも中はとてもシンプルできれいです。

そしてここからまた入り口まで戻る訳ですが、
帰りはSLに乗って行けばいいので楽です。
とはいえ、このSLの最終時刻が3時40分で、
私たちがそこについたのは3時15分くらい。
お土産を買ったりしていたら結局ギリギリでした…危なかった。
歩いて帰るのは死んじゃいます(苦笑)。
 このSLには市電の一日券で乗れますし、
中身も古い内装がそのまんまで味わいがあります。 

方向転換するのが人力!だったりするのも見逃せません。

本当に、ここまで全部見てきて大満足でしたし、
10時に入って帰りは4時。一日遊びました。
閉館が早いのか、4時には「蛍の光」が流れていました。
疲れた〜。
そして今夜の宿、犬山温泉 白帝の湯 『迎帆楼』へ向かいました。


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犬山温泉 白帝の湯 迎帆楼